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リバースチャイムとアイドリングストップキャンセラーの製作

 我が家の車は、フォルクスワーゲンのアルテオンという車です。スタイルが気に入って購入しましたが、あまり見かけない(売れていない?)ことも気に入ってます。

 今年の春に2回目の車検となるのですが、購入当初はいろんな装備が付いているのでDIYすることはないかなと思っていましたが、乗っていると不満が出てくるものです。

 

この車の不満点

 不満の一つ目は、リバース(バック)にした際に、チャームが鳴らないことです。前の車はトヨタエスティマでしたが、リバースに入れたことを知らせるためにチャイムがなっていました。国産車はほとんど何らかの音が鳴って事故を防ぐようにしているようですが、なぜかフォルクスワーゲンはゴルフも含めて鳴らないようです。

 音が鳴らなくても、意識して操作しているのでミスをしたことやヒヤッとしたことは今のところありませんが、今後起こらないとは限りません。

 ネットで調べてみると、後付けでリバースチャイムというのが発売されていたり、DIYで作っている人もいます。

 

 2つ目の不満は、アイドリングストップ機能です。多少は燃費が良くなるとのことですが、バッテリーの負担が大きく1回目(3年目)の車検でバッテリーの交換が必要でした。バッテリーの劣化原因が全てアイドリングストップ機能とは思いませんが、ネットで調べるとアイドリングストップはデメリットが多いとのことが多く書かれています。

 この車に乗り始めた時、信号待ちの時アイドリングストップでエンジンが止まり、信号が変わって前の車が動いて車間が開くと自動でエンジンがかかるので、便利な機能だなと感心しました。しかし、特に冬場のバッテリーが機能しづらい時には、バッテリー電圧が下がってアイドリングストップにならなくなる状態になっていました。

 最近は、エンジンをかけてすぐにキャンセルスイッチを押してアイドリングストップを解除しているのですが、忘れることがあります。

 

 そこで、DIYでこの2つを改善しようと考えました。

 まず、車の配線を調べて、バックランプに繋がるケーブルやアイドリングストップスイッチのケーブルなどを探し出して結線していかなければならないのですが、これが一番の難関です。昭和の時代の車は内装が簡単で配線しやすかったのですが、最近の車は防音や見栄えのためか化粧パネル等も多く、かつしっかり装着されていて外しづらく、ケーブルも長さに余裕がなく非常に弄りにくいものになっています。またセンターコンソール付近にはボディアースされているボルトがなく(見つけられない)、電装系のDIYがやりにくい感じです。

 

リバースチャイム

 リバース信号の取出しに関しては、車自体にあるバックライトの配線から取り出したかったのですが、どこにあるか・どのケーブルかがわからないのであきらめ、変速レバーにマグネットを付けてリードスイッチで検出することとしました。

 

アイドリングストップキャンセラー

 アイドリングストップキャンセラーに関しては、「アイドリングストップキャンセルボタン」とフィードバック用の「キャンセル表示のLED」の2つのケーブルを取り出したいので、キャンセルボタンに接続されているコネクターから細単線を挿入させて取り出しました。

 調べた結果、4番ピンがキャンセルボタン、7番ピンがキャンセル表示LEDに繋がっていました。たまたま、5番ピンと8~10番ピンは電線が接続されてなかったので5番ピンと8番ピンに細単線を通して繋げることができました。これにより元々の電線には触らずに取り出すことができました。

 

 チャイム音は、ネットでそれらしいチャイム音源を入手してSDカードに書き込み、ついでにアイドリングストップを自動キャンセルした際にメッセージを流すようにしてメッセージ音源もSDカードに書き込みました。 MP3プレーヤーモジュールは、アマゾンで入手しました。

 このMP3プレーヤーモジュールは、小さいながらモノラルスピーカーを直接駆動できるもので初めて使いましたが、安くて使いやすいと感じました。

 

 各信号の処理とMP3プレーヤーとの連携は、マイコン(ATMEL ATtiny13)で行っています。この電源は、アームレストの下の小物入れにあるUSB端子から取っています。

 

 ケースは3Dプリンターで作製して、アイドリングストップキャンセラーのON-OFF用のスイッチを付けて、アームレスト下の小物入れに入れています。

 

 今後、新たな不満が出てくるかもしれませんが、このDIYで気持ちよく車に乗れています。大事に乗っていきたいと思っています。

 


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