トイレ消臭スプレーのスマート化
他人が入ったトイレの直後に入るのって、ちょと抵抗ありますよね。特に「大」の後は家族でも嫌ですよね。ちょっとでも快適にするために消臭スプレーが販売されてます。我が家も使っているのですが、時々忘れて妻から怒られることがありました。
そこで、自動で噴出させるようにしたのが、今回のDIYです。
我が家のウォシュレットは、用を足して立ち上がると水が流れる自動洗浄タイプなので、ウォシュレットから洗浄ユニットに出ている「大」の電気信号をそのまま使おうと考えていました。しかし、便座に座っている時間が30秒までなら「小」30秒以上なら「大」と判断しているようで、「小」でも長く座っていると「大」と判断されてしまいます。「小」で消臭剤が出ても良いのですが、スプレーを長持ちさせたかったので、リモコンの「おしり」と「やわらか」ボタンを押したときに発せられる赤外信号を読み取って「大」と判断し、水が流れるタイミングで消臭スプレーを0.5秒噴出させてます。
併せてこの判断を利用して流す水も「大」「小」を切り替えるようにしています。
赤外線の信号は、リーダー部分が6msのONと3msのOFFに続いて500μs又は1750μsのデータ部分でできているようです。(usbロジックアナライザで赤外線信号を見た図)
スプレーを押す部分は、大阪日本橋の共立電子デジットにあったジャンクのギヤードモーターを使っています。たぶん200円くらいだったと思います。
ということで、我が家のトイレは次のように自動化しています。
- 【トイレのドアを開ける】
- 電灯がつく
- 換気扇が回る
- 便ふたが上がる《ウォシュレットの機能》
- 【用を足す】
- 【立ち上がる】
- (10秒後)
- 水が流れる (おしり洗浄の場合「大」で)
- 消臭スプレー0.5秒噴出(おしり洗浄の場合のみ)
- 【トイレ退室】
- 75秒後に電灯が消える
- 3分後換気扇が止まる
マイコンはATMELのATtiny84を使用しており、赤外線の受信プログラムは、「O-family」さんの「AVR&BASCOM-AVR トレーニング・ボードの製作」にある「赤外線リモコン 受信テスト」を参考にさせていただきました。
家電の操作は、赤外線リモコンで行うものが多く、この受信プログラムは私の電子系DIYでも多用しており、便利・快適DIYの幅が広がりました。